ハワイ島コナ産キノコ
日本は随分と涼しくなったそうだが、ハワイはいまだに猛暑が続く。しかも連日の雷雨。
ハワイを挟んで太平洋上のカテゴリー4のハリケーンが3個並び、とても珍しい現象らしい。私どもが8月24日に雷雨の中でコーヒー摘みをしたのは農園便り9月号に記したとおり。このときのハリケーンKiloは、その翌日にオアフ島沖を通った際に、ホノルルに集中豪雨をもたらた。ホノルルの下水が大量に溢れて海に流れ出た。そのためにワイキキビーチは数日間、遊泳禁止となった。その後、このKiloは日付変更線を越えたため、台風17号と名前を変えて、現在、日本へ向けて移動中である。もし日本へ上陸したら、ハワイからの風を存分に堪能していただきたい。
その太平洋上の3個のハリケーンたちがたっぷりと湿った空気をハワイに送ってくるので、コナも含めてハワイ各島で連日の雷雨。普段はコナの気候はとても穏やかで雷などは年に1度あるかないかなのに、このところ毎日の雷雨だ。
昨日、コナのコーヒーベルト地帯全域で激しい雨が降った。コーヒーベルトの中央を通るCoffee Belt Roadは豪雨のために、川のようになった。斜面の上から滝のように水が流れ込む。各所で通行止めとなった。コーヒー畑や一般の家は斜面に位置しているので、水が溜まることはない。おまけに土壌は溶岩なので、水はスポンジのように染み込んでいく。しかし、集会所や学校のように広い面積を平らにした場所では水が腰の高さまで溢れて、車が流されたそうだ。
今日は朝から農作業をしたが、昼ごろから雨が降り出した。農作業は止めて、車で10分坂を下りた海岸沿いにあるゴルフ場へ行った。しかし、なんと34度の高温。標高600mの私の家は21度だった。坂を下りた海岸では34度と8キロしか離れていないのに13度も気温差がある。あれよあれよという間に畑のある山の中腹の上に積乱雲が発生していくのが海岸からはよく見える。あわてて家に戻ると1時間で100mmを超える雷雨で、ガレージまで水が浸入してきた。
さて、私の家の前の芝生に関しては以前に農園便りに書いたことがある。芝を張り替えたところ、芝よりも先にカタバミに占領されて難儀をした。カタバミは我が家の家紋だが、その先祖伝来のありがたいカタバミを退治する羽目になったという話だ。その芝生が今は連日の雨のためにキノコに占領されている。毎朝、引っこ抜くのだが、翌朝には、また大量に生えてくる。キノコ抜きが朝の日課となっている。ところでこのキノコは食べられる種類なのだろうか?食べてみて、笑いが止まらなくなったらどうしよう。どなたか詳しい方がいたら教えてください。