911に電話して、消防車を呼んでみた
このところ毎日10時間コーヒー摘みをしている。しかも、今年は猛暑で大量の汗をかく。一日終わると疲労困憊。
先日、畑の一番下の場所で摘んでいると、道路を挟んで向かいの家に若い家族が数家族ぐらい遊びに来ているらしい。その家族がコーヒー畑の前を散歩していると、突然、子供が、「お父さん、僕もコーヒーを摘んでみたい」と若い父親にせがんでいる。父親は「ほんの少しぐらい摘むのならば楽しそうだけど、一日中やると2度とやりたくなくなるよ。第一、あれは、貧しい人たちがやる仕事だよ。お前はそんなことはしなくていいんだよ」と、わが子を諭している。確かに、私もボロボロの服を着て、ボロボロになりながら摘んでいるけど、私の聞こえる所でそんなことを言わなくても。。。。。
その日も6時まで摘み、疲れ果てて、8時には床についた。体中が痛くてなかなか熟睡できない。すると11時になって、突然、地響きと爆発音が数発。驚いて起きて、外を見るとその家族たちが泊まっている家が燃えている。畑を挟んでなので300メートル以上は離れているが、20メートルはあろうかという凄い炎が上がるのが見える。何度も爆発が続く。徐々にではなく、いきなり燃え上がっている。
911に電話した。日本では110番と119番と別れているが、アメリカでは共に911。電話がつながると、まず、用件は警察ですか、消防車ですか、救急車ですかと尋ねられる。消防車というと、即、消防署にすぐにつながり、消防車を呼ぶことができた。ちなみに、住所、名前、電話番号などを聞かれる。
3年ぐらい前に、近所に消防署ができた(ちなみに、近くに消防署があると火災保険の掛け金が安くなる)。なので、5分で消防車3台が到着し、消火活動を開始。消防士が応援の消防車を呼んでいるのが、ここからでも聞こえる。もう5分ほどで、もう2台ほど消防車、救急車1台、パトカー2台も来た。結局、14人の消防士が消火に当たったらしい。
火事になったのは、その家に隣接する車庫。風向きも幸いしたが、家に火が移るのを防ぐために、家にも随分水をかけたため、メインの家に燃え移ることはなく、まもなく鎮火した。でも、車庫は屋根は溶け落ちて大破。幸いけが人はない。なぜか、家主やゲストたちの車も車庫には入っておらず、無事だったようだ。
うちは貧乏人だから、翌日も10時間、猛暑の中で摘まなければならないのに、興奮してよく寝れなかった。おかげで翌日は余計疲れた。
でも、そんな夜中に、車を外に出して車庫の中で、いったい何をやっていたのだろう。ねえ?わかる人だけで結構ですけど。。。。。