6月にデング熱にかかった際の顛末を、以前このブログに記した。
そして、今、デング熱がこのハワイ島で流行している。
もともとハワイ州にはデング熱はなく、観光客が発病するか、私のように海外渡航者が帰国後に発病するだけだったが、今回はこのハワイ島内で感染する人が続出している。
今年に入って、デング熱を発症した人はハワイ州で33人に上り、この数字は毎日増加中。
昨日は、コナでタウンホールミーティングが開かれ、州の衛生局が来て、現状の説明と対策について説明した。
昨年の日本の代々木公園のようにハワイ島内にウィルスを持った蚊がいるのだが、その場所が特定できていない。日本と違って、常夏の島なので、蚊がいなくなる季節がない。このまま放置すると、デング熱がハワイ州に土着してしまう。楽園ハワイとしては、絶対に早期に押さえ込まなければならない局面だ。
また、今回の流行の原因になった人物も特定されていない。4つあるデング熱のタイプのうち、今回流行しているのはタイプ1。私がかかったタイプと同じだ。
まさかと思い、衛生局の専門家に「すまねえ、犯人はあっしかもしれねえ」と自首したところ、「あなたの場合はすでに5ヶ月が過ぎているので、今回の流行はあなたが原因ではない」と、無罪放免となった。
よかった。私のせいじゃなくて。それに、私はタイプ1の抗体はすでに獲得しているから、どんなに大流行しても、もう罹る心配もないし。はい、自分さえよければ、それで結構です。皆さんお気をつけて。