農園便り

外出禁止令

外出禁止令がいかなるものか、おわかりか?
それは無精ひげが伸び放題になるということである。

 

≫ 続きを読む

2020/04/05   yamagishicoffee

CBB害虫 指数関数との闘い

ハワイ州の外出禁止令のおかげで、このところ畑に引きこもって畑仕事ばかり。あっ!それじゃ、いつもといっしょか。山岸農園は通常通りです。

日本の新型ウィルスの感染率が低いのは不思議だったが、NHKスペシャル「“パンデミック”との闘い」を観て合点がいった。日本は感染初期から専門家チームがクラスター(集団感染)を特定し、一つ一つ潰してきたという。究極のもぐら叩きだ。こういう職人技は日本ならでは。米国には無理だろう。米国は中国式の封鎖政策を邁進中。

コナコーヒー畑にCBB(Coffee Berry Borer)という害虫が上陸して10年。コーヒーの実に50~100個の卵を産み、5週間で成虫して産卵する。5週間で何十倍にもネズミ算式に増加するコーヒー業界最強の害虫。基本的に世界各国の産地では殺虫剤で対処するが、米国は農薬規制が厳しいので、それらの殺虫剤は使えない。

そんななか、山岸農園はコナで唯一毎年CBBの被害率を1%以下に抑えてきた。指数関数的に増える害虫への我が農園の対処法は新型ウィルス対策と似たところがある。

まず第一に隣の農園からの流入を防ぐ。畑の境界にKukui nutsの並木やPlumbagoの垣根を配置してブロックする。入国規制だ。

コナコーヒーは1~5月に花が咲く。1月に咲いた花は3月頃には実が大きくなるが、まだ実の数は少ない。この時期、健康な実を求めて一斉に隣の畑から飛んで来る。全ての木の全ての枝の全ての実を目で確認して、虫食いの実は取り除く。3~4月の実が少ないうちに繰り返し行う。つまり、流入した一次感染を早期に特定して根絶する。

コナコーヒー農家はこの時期に昆虫類に取りつく種類のカビ(beauveria bassiana)の胞子を撒く。私が手で摘み取るのが最良と力説しても、そんなもぐら叩きの様な職人芸は気違い扱いされる。カビ散布するほうが科学的でスマートらしい。しかし、畑の中のCBBのうち8割が実の中にいて、外にいるのは2割。カビは外にいる2割を殺しても中にいる8割は殺せない。摘み取れば8割を殺せる。カビ胞子散布と併用すれば10割だ。

5月になると、畑の実の数は急激に増える。3~4月に虫食いを見逃すと、その木に被害が拡大する。つまり、二次感染によるクラスターの発生だ。クラスターを見つけたら、その木は徹底的にチェックする。時には一本の木に一時間以上もかける。これを怠ると三次感染になり、その木は数百・数千個の虫食いが発生する。こうなると、制御は無理。もったいないが、他の木へ広がる前に、その木は全部の実を摘み取り破棄する。

これを繰り返し、いかに0.1%以下の虫食い率で収穫時期(9~1月)を迎えるかが勝負。収穫は3週間ごとに畑を7~8ラウンドする。実が熟すとCBBは急激に増えるし、収穫が進むと畑の実の総量(分母)が減るので虫食い率が上がる。各ラウンド前に数日かけてクラスターを潰す。隣の畑は10月には100%を超え、溢れて飛んで来る。もう、取っても取っても指数関数的に拡大は加速。得体のしれない魔物との闘いに無力感を感じる。

12月には5%を超えるが、収穫前半は0.1%以下なので、全体で1%以下に抑えられる。年が明けて全体の約9割を摘み終えた頃、被害は10%を超える。こうなると3週間後には100%近くやられる。制御不能のオーバーシュートの状態。もうだめだ。収穫は終了。残った実はすべて摘み取り破棄。木を膝の高さに剪定して、そのエリアは翌シーズンは休耕する。実(CBBの棲み処)のない状態を1年以上保ちCBBを根絶する。

日本での新型ウィルスはもぐら叩き作戦では対処できない程に広がり始めた。オーバーシュートを回避できるかの重大局面。皆さん、米国みたいにならないように気を付けてね。外出禁止令は辛いよ。さあ、今日も畑仕事だ。

≫ 続きを読む

2020/04/01   yamagishicoffee

芝刈り機 新品のタイヤ

外出禁止令の中、妻がタイヤ屋さんへの買い出しを決行。新品のタイヤを買ってきてくれました。早速、芝刈り機に取りつけ、私はご機嫌。

≫ 続きを読む

2020/03/31   yamagishicoffee

芝刈り機パンク

202003 flat tire2.jpg

あ~~~~ん!

芝刈り機が修理から戻って、嬉々として畑全部を芝刈りしたら、パンクした。

妻からは外出禁止令の最中になんてことしてくれるのと言われ、

お詫びにバリカンで丸刈り。シャンプー切れてるし。

≫ 続きを読む

2020/03/30   yamagishicoffee

粉砕した枝葉を広げる

https://www.youtube.com/watch?v=5d7mAypBmHw

 

2週間前に剪定したコーヒーの木を粉砕機で粉砕した。粉砕した枝葉が畑のあちこちに山と積まれて、既に真っ白にかびている。雨が多いので分解が早い。

チッピングは3時間で終わったが、これを広げる作業は4日かかった。

これでコアマッスルを鍛えて、外出禁止令が解除になったら、ドライバー300ヤードを目指す。無理か。

平らになったので、次は修理から戻ってきた芝刈り機で芝刈り。

≫ 続きを読む

2020/03/29   yamagishicoffee

外出禁止令

ハワイ州全体で77人、ハワイ島には5人の新型肺炎感染者がでた。

遂にハワイ島も含め、ハワイ州全島で外出禁止令が出た。日本の楽観的な対応とは大違い。たぶん、日本にはうまく伝わっていないと思うが、アメリカは本当にスゴイ危機感。

1ヵ月前はアメリカの呑気な対応を見て、日本が感染を抑えられないくらいだから、アメリカでも絶対無理と感じた。今は、アメリカが押さえられないくらいだから日本も無理と感じる。

 

とはいっても、畑仕事は外出にあたらない。日々呑気に畑仕事。畑にいるのが一番安全。

でも、昨日、土を運びすぎて今日は全身筋肉痛。しゃがめない。

しかたないから、自主的に自宅待機。外は雨だし。

≫ 続きを読む

2020/03/24   yamagishicoffee

芝刈り機がなおった

202003 scag2.jpg202003 scag1.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=8hYw7ipKm_4

修理に出していた芝刈り機が直った。

結局エンジンを取り換えた。

たまたま、お店に中古のエンジンがあった。

トレーラーをレンタルして家まで運び、芝刈り開始。

切れ味良好。嬉しい。

≫ 続きを読む

2020/03/21   yamagishicoffee

春の芽吹き

春だ。

1月に剪定したコーヒーの木々に新たな芽が出て来た。毎年、同じサイクルを繰り返す。

世の中はコロナウィルスで大騒ぎなのに、植物はあまり気にしていないらしい。

≫ 続きを読む

2020/03/15   yamagishicoffee

植物の生命力

202003 chipped branch1.jpg

202003 chipped branch3.jpg

202003 chipped branch2.jpg

1月中旬に剪定をして切った枝葉を2か月間近くも積み上げっぱなしにした。

積み上げられた枝葉の山の、内側(下の方)は日に当たらず、湿度も高い。なんと、花芽がまだ生きている。切り取られて2カ月も経っているのに。凄い生命力。

チッピング作業3時間で脱水して動けなくなった私とは大違い。

枝葉の山の下からカエルも出て来た。

≫ 続きを読む

2020/03/13   yamagishicoffee

剪定した枝葉のチッピング

https://www.youtube.com/watch?v=iGhJ-yb6ROQ

 

昨日は剪定したコーヒーの木の枝木を粉砕をした。

粉砕して土壌に戻す。

業者から大きなチッパーを借りて手伝ってもらった。

20cmくらいの幹でもチップできる優れもの。

私は途中で脱水状態。具合が悪くなったのでリタイア。夜は手足が何か所もつり続けて、誠に困った。

≫ 続きを読む

2020/03/12   yamagishicoffee