ストロベリー・ムーンをみましたか?
昨日は夏至。私の家は真西に向いているので、秋分と春分の日には夕陽が真正面に沈む。夕陽は夏は右に移動し、冬は左に移動する。夕陽の位置で季節を感じる。夏至の昨日は最も右に夕陽が沈んだ。
また、昨晩はストロベリームーンだった。6月の満月をストロベリームーンと呼ぶ。由来はアメリカ先住民のアルゴンキン族がこの月が昇ったらイチゴ摘みの季節と判断したからだそうだ。しかも、夏至とストロベリームーンが重なったのは、1967年以来で、次は2062年6月21日だそうだ。ちょっと見れそうにはない。ちなみに、昨夜の月はコナの空では赤ではなく白かった。
イチゴといえば、ロンドンのウィンブルドンのテニス選手権が有名で、6月のトーナメント中はクリームを添えたイチゴが名物。ウィンブルドンはボルグが全盛の頃、真夜中の放送に噛り付いて試合を見ていた。イチゴはその頃からの憧れで、数年前にウィンブルドンの会場に行った際には、試合を見る前に、真っ先にイチゴを買って食べた。
以前、12月に日本に行った際、レストランの店員が、デザートには今が旬のイチゴでございますと言ったので驚いた。私のことだから、当然、その店員に噛み付いた。同席していた家族は私の反応にもっと驚いた。今やクリスマスの時期がイチゴの旬なのは日本の常識だとたしなめられた。
ところで、最近読んだフランス人の書いたワインやコーヒーの香りに関する本によると、コーヒーの香りには何十種類もあって、キャラメルの香りに関しては、西欧人はイチゴに感じる人が多く、アジア人には焼いたパイナップルに感じる人が多いと書いてある。
私なんか、ワインはブドウの味しかしない。コーヒーも人にはキャラメルの香りとか、恰好つけて言うこともあるが、コーヒーにはコーヒーの香りしかしない。どういうことだ?