農園便り

2016年06月6日

肥料をまいた

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今の時期、コーヒーの実は日々大きく成長していく。これから夏にかけては養分をドンドン使っていくので、多くの肥料を必要とする。

近所の農園は一度に大量の肥料を撒くが、うちは少量ずつで、回数を増やす。

昨日は朝から雨が降りそうな予感がした。空は降る気満々という感じ。肥料は雨が降る直前に撒かねばならぬ。

前回の施肥からは、まだ一か月程で、さほど日は経っていないが、5月は雨が多く、前回の栄養分は上手いこと地中深くへ溶け込んでいったので、肥料をやることにした。

妻と二人で重い肥料を畑へ運び、腰に付けたバスケットに入れて撒く。結構重い。かなりの重労働。汗だくになって行った。数時間かけて撒き終わりヘトヘトになっていると、ちょうど雨が降り出した。

完璧なタイミング。僕って天才!と大喜びで家に戻ったら、ぬか喜び。すぐに雨は止んだ。

午後、いくら待っても降りそうで降らない。このまま雨が降らないと、せっかく撒いた肥料が蒸発してしまう。天才だったんじゃないの?という妻の非難に耐えながらも、「もうすぐ降るから」を何度も繰り返しているうちに、とうとう日が暮れてしまった。そして、「日が暮れて気温が下がった時が勝負だから」にセリフが変わり、1時間が過ぎ、2時間が経過した。

 重労働で疲労困憊だったので、とうとう雨が降らぬまま、9時には床に就いた。普段は寝ている間に雨が降ると、その音で目を覚ます。だから「寝ている間が勝負だから」と妻に言い訳しながら眠りに入った。

次に気が付いたのが朝の7時。よっぽど疲れていたのか、10時間もノンストップで寝てしまった。でも、朝から憂鬱。夜中に途中で目が覚めなかったというのは雨が降らなかった証拠。こんなにヘトヘトになってまで撒いたのに無駄だったかと、ガッカリしながら起き上がり外へ出ると、一面ビッショ濡れ。相当降ったらしい。これだけ降っても起きなかったというのは相当疲れていた訳だが、疲れが一気に吹き飛んだ。
もう朝から爽快!!

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2016/06/06   yamagishicoffee