アジサイにコーヒーをあげたら真っ青に
最近、いろいろなコーヒーが手に入ったので、毎日カッピングをしている。
ブルーマウンテン、ブルンジ、エチオピア・イェルガチェフ、エチオピア・チェルベサ、コロンビア、コロンビア・ゲイシャ、マンデリン、東チモール、そして山岸農園のコナをカッピングして比較する。
やっぱり、自分のコーヒーが一番美味いなと悦に入る究極の手前味噌な遊びだ。
ところが、同じコーヒーでも、日によってカッピングのスコアーが違ってくるので、自分の感覚の不安定さとカッピング技術の未熟さに呆れて、顔が真っ青になる。
真っ青になったのは私の顔だけではなく、我々がカッピングをしているキッチンのすぐ外のアジサイの花の色も真っ青に変化した。
家の周りの草花も我々の顔色をうかがっているのだろう。
実は、カッピング中に大量のコーヒー液と出がらしの粉がでるので、それをボールに貯めて、キッチンのドアのすぐそばにあるアジサイの木の周りに捨てていたら、徐々にアジサイの花の色が変わってきた。
ピンクが多かったものが、青い花ばかりになった。
調べてみたら、アジサイの花は土の酸性度で色を変えるらしい。酸性度が低ければピンクで、高ければ青くなるそうだ。
コーヒー液は酸性だ。私がカッピングしているのはすべて高得点のスペシャリティーコーヒー。爽やかな酸味が特徴の絶品ぞろいだ。クエン酸、酢酸、リンゴ酸、がたっぷりのコーヒーだ。
アジサイの色が青に変わったのは、毎日コーヒーをあげていたので、土の酸性度が上がったらしい。
ところで、化学的なことは良くは知らないが、梅干しがアルカリ性食品であるのと同じで、コーヒー液は酸性だが、体内に入ると、体内をアルカリ性にするからアルカリ性食品だという議論はよく見かける。
アジサイの体内はアルカリ性にしないのだろうか??