農園便り

2019年6月22日

芝刈り機に寄って来る鳥

コーヒー畑の芝刈りをしていると、アマサギ(写真)やマイナーバードが集まってくる。

畑の地面には無数の虫がいる。芝を抜くと、10センチ四方くらい地面が露出したところに、数え切れないほど虫がうごめく。芝や雑草の中にもバッタなどの多くの昆虫がいる。芝刈り機で芝を刈ると、それらの昆虫が飛び出してくる。それを狙って鳥たちがやってくる。芝刈り機の音を覚えているのか、あるいは、草を刈った臭いに反応しているのか知らないが、すぐに30~40羽くらいは芝刈り機の周りに集まる。

ハワイ島ではアマサギが牛の背中に乗っている光景を見かける。牛の寄生虫を食べているので共生関係の例に挙げられる。

牛には近寄るくせに、人間が近寄ると逃げる。芝刈り機に寄って来るアマサギを妻が写真に撮ろうと近寄ると、たちまち逃げてしまうので、遠くから望遠で撮るしかない。

ところが、私が運転する芝刈り機には1メートル位の所まで近寄ってくる。ということは、この鳥は、芝刈り機に乗っている私を人間とは認識していないのかもしれない。私の背中に乗っては来ないので牛とは思っていないようだ。轟音を発しながら、昆虫を巻き散らして移動する大型動物とでも思っているのかもしれない。

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2019/06/22   yamagishicoffee