この10年を振り返って
今シーズン8ラウンド目のコナ・コーヒー収穫が終わった。
もうすぐ、Decadeが終わる。日本語には訳語がない。つまり、2010年から2019年までの10年間のこと。
昨日はDecade最後のコーヒー収穫作業だった。とはいえ、収穫作業以外の仕事は毎日あるし、収穫も2週間後の正月に再開するが。
思えば、このDecadeはコーヒー栽培に終始した。リタイアして2008年にゴルフとスキューバダイビング三昧の生活をするためにハワイ島に移住した。しかし、振り返れば、コーヒー摘みの達人になっていた。
良質のコーヒーを作るにはきれいな収穫が最も重要。日本で流通する農園指定のコーヒーで農園主が自ら収穫しているのは山岸農園だけだと思う。赤字続きだが、それなりの使命感があって、やりがいもあった。
先月のクレジットカードの請求書が来た。1カ月間に使ったのは165ドル。しかも1/3はコーヒーを精製所へ運ぶガソリン代。なにしろ、夜明けから日暮れまでコーヒーを摘み、作り置きのカレーやパスタを食べ、9時には寝る生活を繰り返したので、金を使う暇がない。まあ、赤字でも良いか。
このDecade(10年)で約100トンのコーヒーチェリーを摘んだ。コーヒー130万杯分ぐらい。体重は13kg減った。嬉しい。ゴルフのハンデは3から6に増え、ど素人になった。悲しい。