ハリケーンが来た。それでもコーヒーは摘むのだ。
ハワイ島に台風が来ている。しかも大きいのが2個続けてやってくる。台風警報が発令され、今日は朝から公官庁や学校はクローズ。銀行までクローズ。さらに、ビーチ沿いの高級リゾートホテルのFour Seasons Hualalaiまで閉鎖して宿泊客を他のホテルへ移している。
最初に来る台風はMadeline。数日遅れでLesterが続く。Madelineはフランス語読みするとマドレーヌ。なんだかお菓子みたいで可愛い名前だが、侮ってはいけない。勢力が強く、しかも島の南側を通過する。島の南を通るとコナは危ないのだ。それにアメリカの台風の被害の歴史では、女性の名前の付いた台風の方が男性の名前よりも被害が大きいらしい。女は怖いのだ。いや、可愛らしい名前だと人々が油断するからかもしれないと専門家は解説する。
私は昨日から始めたコーヒー摘みを続けなければならないが、2つの台風が通り過ぎるまではまともな作業はできそうにない。どうしても今日中に終わらせなければならないセクションがあるので、昨夜メキシコ人の友人に助っ人を頼んだ。
嵐が本格化する前に、もーダメっというところまで摘もうと決死の覚悟で朝を迎えた。するとその友人は4人で来た。コナ中の農園はどこも今日は収穫作業は中止。摘んでいる農園はうちだけだから、友達のピッカーも連れて来たそうだ。もちろん大歓迎。しかも学校が休みだから子供たちも大勢ついてきて畑で遊んでいる。やっぱり、我々はマドレーヌという名前をなめているのかもしれない。
決死隊は朝から摘み始めたが、今日はピーカン。
なんと一日中とっても良い天気。風は少し強いが日差しが強く暑い。
島の反対のヒロ側は大雨が直撃しているが、山を挟んだこちらは異常なくらいの快晴。どうやらこちら側に来るのは今夜らしい。
4人も助っ人が来たので、今日中に終わらなければならないセクションは2時には終わってしまった。楽勝の一日でした。