農園便り

2020年07月6日

芽かき

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2月にカットバックしたコーヒーの木。若い幹がたくさん生えて来た。この中から3本を選ぶ。今回はとりあえず5本ぐらいに絞り、8月に3本にする。

同時に芝刈り機で刈れなかった木の周りの芝を取り除いた。(切る、あるいは抜く)。すると、芝に隠れていた木の根元あたりには、テントウムシがいっぱい。土には、ミミズやダンゴムシやその他昆虫がたくさんいる。テントウムシは木によじ登ってくる昆虫を食べているらしい。

 

うちのコーヒー畑の場合は下草が生えている方が良い。土壌流出や水分蒸発を防ぐ。ミミズや昆虫も増える。土に多くの有機物を与えることにより土が良くなる。

しかし、コーヒーの木は、木の周りが雑草で覆われるのは苦手。湿気がこもる。雨が好きなくせに、根元に近い幹はある程度、乾いていた方が良い。だから、木の周りの下草は刈るか抜く。

コーヒーは元来、森の中で大木に囲まれた小さな木。森は日光が遮られるので雑草があまり生えない。

つまり、コーヒーは日光が半分ぐらい遮光されていて、下草の少ない場所で進化してきた。

コナは昼前には曇るので自然と光が弱くなるので日陰樹は必要ない。しかし、うちの畑のように日陰樹が少ない場合は、下草が必要。さもなくば、雨が降らない日が続くと土がカラカラに乾燥する。日陰樹からの落葉も下草も存在しなければ、土に有機物を還元できないから、土が痩せる。

 

近所の農家はコーヒーの木の周りに除草剤を撒いて、下草をコントロールする。私は除草剤を使いたくないので、木の周りの草は定期的に手で抜いたり、Weed whackerで刈る。

ところが、今年は雨が異常に多いので、下草がすごい勢いで伸びてくる。雨で農作業は遅れがちで、雑草処理までなかなか手が回らない。下草が伸び放題。たまに晴れた日に頑張る。腰痛い。

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2020/07/06   yamagishicoffee