ハワイ州保健局の職員の指示に従って、写真のように、家の周りに沢山あったGiant Spider Lilyを切った。葉っぱの根元に水が溜まり、蚊の発生の原因となる。蚊はデング熱の媒体である。
退院1週間後の血液検査の結果が出た。相変わらず、肝機能の数値は悪く、白血球・血小板も足りない。毎日9時前には疲れて寝てしまう。毎日10時間は寝ている。
先週水曜日に一日かけて、畑の雑草の刈り取りを行った。久々の農作業で疲労困憊。翌日は全身疲労と筋肉痛が重なり、朝からヘトヘト。腰が立たない。ところが、その日は、ブラジル旅行の前から予定していた遠方からの友人とのゴルフ。恐る恐る出かけてみた。スコアーはボロボロだったが、カートで18ホールを回ることが出来た。病み上がり後のゴルフは格別に嬉しい。よく妻はディナーの後に、ケーキは別腹と言うが、私の場合はゴルフは別腰なのだ。ところで、今年のUS Openで病気にも関わらず最後まで優勝争いをしたJason Day の頑張りには共感できた。Dustin Johnsonの最後のパットは気の毒すぎる。
さて、数年前にWHO(世界保健機関)が発表したデング熱患者の血液検査の調査を見て驚いた。デング熱のウィルスに感染しても発症しない人、軽度の発症のある人、そして、デング・ショック・シンドロームといわれる重度の発症患者に分けて、肝機能の数値を示している。これによると、私が入院・退院した頃の肝機能の数値は重度のデング・ショック・シンドロームの数値を遥かに超えている。相当あぶない状況だったらしい。医者もあの数値でよく退院を許したものだ。肝臓の状況からすると、まだ、入院していた方が良いとは言われたが、とにかく私は家に帰りたかった。
農作業やゴルフを始めた今でも、肝機能は重度の範囲に入っている。退院時よりは数値は3分の1に下がったが、入院時よりも3倍高い。いまだに重症ということらしい。回復期の疲労は大敵らしいので、畑仕事は1日4時間以内に抑えて、ぼちぼちやっている。重いものを持ち上げると、右のわき腹が痛む。医者が肝臓が腫れていると言っていたことを思い出すと、余計に、わき腹が痛む気がする。気にしないようにしている。
デング熱には4種類あり、私が罹ったのはタイプ1。めでたくタイプ1の免疫は獲得したが、違うタイプの免疫はない。しかも、次に違うタイプに罹ると、初めて発症する場合よりも重篤になるらしい。ハワイにはデング熱のウィルスを持つ蚊はいないとされているが、万一の事を考えて、蚊に刺されないようにする必要がある。前述のようにGiant Spider Lilyも切った。
しかし、従来から畑仕事をしていると、顔中を蚊に刺される。もう、慣れっこになっているが、それではいけない。虫除けスプレーやクリームを顔に塗って、蚊に刺されないように注意が必要。
農作業をしていない時でも安心はしていられない。家でゆっくり読書をしている時に、妻にいきなり顔をひっぱたかれた。めがねが飛んで歪んでしまった。顔に蚊がとまっていたと彼女は主張するが。。。。。。