コロナウィルスの影響でサウスダコタの大手豚肉工場が閉鎖された。
今般のアメリカの経済対策の一環として、農家に対する支援策が近々発表される。
ハワイには観光客がゼロなので、コナコーヒーも売れない。コーヒー農家には受難の日々だ。しかし、コナコーヒー農家への支援は期待できない。穀物とか畜産とか果物とかアメリカ人の生活に直に影響のある産物への支援が優先だろう。コナコーヒーなんか存在しなくても誰も餓死しない。
ところで、アメリカの農業は中南米からの季節労働者、あるいは不法移民に大きく依存している。しかし、コロナ騒動で季節労働者へのビザ発給は停止した。農園での働き手がいない。桃を摘む人がいない。収穫が1週間も遅れたら傷んで商品にならない。
いくら、空前の失業率とはいえ、アメリカ人は農場では働かない。アメリカ人たるもの豚や牛の解体はしない。リンゴやスイカは摘まない。ましてやコーヒー摘みなんて、もともと奴隷の仕事だから自分たちがやるべき事とは思ってもいない。
頼みの綱は不法移民。しかし、締め付け強化で不法移民は減る一方。しかも、政府の支援は不法移民への給与支払いには適用されない。アメリカに税金を払わない人々や彼らを雇用する企業には支援金は行かない。
アメリカの農業は深刻な状況下にある。食卓に変化が起きるかも。
とりあえず、庭に野菜を植えた。ミズナとセロリと春菊と玉ねぎ。