NHKスペシャル 食の起源第一集「ご飯」を観てビックリした。
日本人は口の中の炭水化物をブドウ糖に分解する唾液中の酵素に関連する遺伝子を西洋人よりも多く持っているそうだ。
番組中、日本人のグループと西洋人のグループが同時にクラッカーを口の中で噛み続けると、甘みを感じる人が日本人の方が多いというシーンがあった。日本人の方がより早くクラッカーの炭水化物をブドウ糖に分解しているから。
コーヒーのカッピング(テイスティング審査)においては、次から次へと、多くのコーヒーをすするので、舌の感覚が麻痺してくる。アメリカのSCA(Specialty Coffee Association)は、口を水ですすぐか、クラッカーを食べて口の中をリフレッシュすることを推奨している。私はクラッカーを食べると訳が分からなくなるので、もっぱら水ですすぐ。アメリカ人にはクラッカーを愛用する人が割といる。そうか、あの人たちは、クラッカーを食べても甘味を感じないので、邪魔にならないのか。
コーヒーには炭水化物が入っていないので、コーヒーの審査自体に人種の影響はないと思うけど、裏技のクラッカーには違いが出るのか。なぜ、クラッカーを推奨するのか理解に苦しんでいたけど、そういう事だったのか。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20191124