農園便り

2桁リターンの投資物件のご案内

山椒魚は悲しんだ。彼は彼の棲家である岩屋から外に出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることはできなかったのである。今はもはや、彼にとっては永遠の棲家である岩屋は、出入口のところがそんなに狭かった。そして、ほの暗かった。強いて出て行こうとこころみると、彼の頭は出入り口を塞ぐコロップの栓となるにすぎなくて、それはまる二年の間に彼の体が発育した証拠にこそなったが、彼を狼狽させ且つ悲しませるには十分であったのだ。「なんたる失策であることか!」(井伏鱒二著 山椒魚)

井伏鱒二の小説「山椒魚」はまるで現在の日本銀行。異次元の金融緩和で、日銀の資産は膨れ上がり、もはや出口がない。金融政策を正常化しようにも、資産規模がデカすぎて市場に壊滅的な打撃を与えずには出られない。なんたる失策であることか!

日銀による指数連動型上場投資信託の大規模買い付けにより、日銀は実質的に日本の企業の大株主となった。株式市場を中央銀行が買い支えるなんて、まさに禁じ手。また、日銀は日本の国債発行残高の4割以上を保有し、日本国の最大の債権者である。毎年発行される国債の8割近くを買い支えている。財政赤字を中央銀行が補填する事(財政ファイナンス)は国家経済破綻への第一歩である。

人口減少と低い生産性の罠にかかって日本の経済成長は見込めない。その上、政府日銀の政策は危機的状況。我々個人は自分の資産を防衛するために、慎重に投資先を選ばねばならない。もし、財政、あるいは日銀が破綻して、市場の日本政府・日銀への信認が失墜したら物価や金利は上がるし、円は暴落する。もはや現金とて安全とは言えない。

日本は特殊だから大丈夫とする論調もあるが、バブルの時もそうだったけど、日本は特殊という正当化で大丈夫だったことはあまりない。

仮に、そういう危機が到来すれば、外貨建ての資産を保有することは有効なヘッジ手段となる。自分の資産を守るために、外貨投資を真剣に検討する時期に来ているのではなかろうか。ちなみに、外貨資産への分散投資の効果については、私の昔の論文だが、証券アナリストジャーナル92年12月号「債券における国際分散投資―為替ヘッジすべきか否か」(山岸秀彰 上條修共著)をご参照いただきたい。

さて、お陰様で、山岸農園も創業10年を迎えた。採算度外視で高品質のコーヒーを作ることに情熱を傾けたために、10年で黒字はたったの一度。コナで最高の品質と褒められると嬉しいが、昨年などは笑っちゃうくらいの大赤字だった。日本経済の状況を憂いている場合ではない。自分の事業を何とかするのが先決である。

実は、少し前に農地を買い足した。今後は、そこにウェットミルや干し棚などの精製設備を作り、コーヒーの精製にもこだわり、さらなる品質向上を図る計画である。

増設には資金が必要。投資家を募集したいところだ。そこで、ドル資産への投資をご検討の方には耳よりの情報。私たちと一緒に最高級品コーヒーを作るために投資しませんか。ここだけの話ですが、私どものコーヒーを日頃からご愛顧いただいているお客様の中で、今回、出資していただける方には特別に毎年2桁のリターンを保証します。

通常なら2桁の利回りの保証などは、決して口にしてはいけない。怪しすぎる。私も厳しい倫理規範が要求されるCFA(米国の公認ファイナンシャル・アナリスト)の端くれ、そんなことは百も承知。ましてや、うちの妻は弁護士。しかし、今回に限って大丈夫。お任せください。自信を持って2桁のリターンをお約束するのでご安心いただきたい。ただし、2桁の数字の左隣に横棒が一本付きます。つまり2桁のマイナス。私と一緒にスカッと損してくれる人いますか?ハハハ!

2018/04/02   yamagishicoffee
山岸コーヒー農園は小規模ながら品質追求のコーヒー栽培をしています。
コナ・ルビーはクリーンな味わいのコーヒーです。
コナ・ルビーについて ネットでご注文

この記事へのコメント

コメントを送る

  ※ メールは公開されません
Loading...
 画像の文字を入力してください