実はコーヒーのクリーンカップは目で見ても判る。
コーヒーの果実は収穫後、精製所(ウェットミル)で果皮と果肉を取り除き、パーチメントの状態で乾燥デッキで乾燥される(写真)。一番白いのがうちの畑の豆(パーチメント)。同じ人が同じ機械で同じように精製しても、こんなに色が違う。理由はいかにきれいに収穫するか。クリーンカップの秘訣だ。
虫食い豆、腐敗豆、過熟豆などの欠陥豆が混入すると、どす黒くなる。実はシーズンの最初の収穫はどうしても欠陥豆が混入して黒くなりやすい。他の2つの農園の名誉のため付け加えておくと、彼らも優良農園として知られていて、これでもかなりきれいな方である。
消費国へ出荷される前にパーチメントの殻を剥いて、中から生豆を取り出すので、消費国へ着いた頃には見た目では分からなくなる。でも、香味に違いが出る。